1.    コロナ禍インド型による第5波での関東支部活動現状報告と今後について

2021年9月9日    関東支部長 堀尾 義矩

 工業倶楽部関東支部会員の皆様には日頃関東支部活動にご協力・ご支援を頂き、ありがとうございます。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)感染禍、わが国では昨年(2020年)1月初旬この未知のウイルスが初めて確認されてから1年半経過後の現在も相変わらず収まらず、更に強力なデルタ型コロナ(インド由来と言われています)による第5波が猛威を振るっています。この中でオリンピック・パラリンピックは無観客での開催という異常事態、また9月12日までの期限で緊急事態宣言が首都圏をはじめ21都道府県、まん延防止等重点措置が8県に発令されていますが、日々の全国合わせた感染者数は2万人前後、重症者数は2000人近く、入院出来ない自宅療養者は2万人近くと医療崩壊除状態で、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置がさらに9月末まで延長されています。。

 

以上の状況から関東支部では「5人以上の会食の中止」、「県をまたぐ外出の自粛」などの要請と感染防止により会員皆様の命を守る「安全・安心」を第一義に昨年、今年と2年続けて定期総会の中止をさせて頂きました。

 

ワクチン接種も医療従事者、高齢者に加え、続きその他の年代の方への接種も進んでおり、来年には現在のコロナ禍も収まり、関東支部定期総会の開催が出来ると信じ、現在その準備を進めており、来年6月には新しい関東支部執行部体制による総会、2年続けて延期させて頂いています中筋憲一様のご講演、会員の皆様の直接のご意見を伺うなどを予定しております。

 

 

 

工業倶楽部では唯一の収入源である新入生約550人のうち入会者(入会者には入学時に入会費、終身会費を合わせ2万円納入)が昨年、今年と続けて70%とそれ以前より10%減少などにより工業倶楽部の収支が厳しくなっています。

 

現在、入会者減少については改善の方法が纏まっておらず、本部意向を汲み、取り敢えず、今年度は関東支部はじめ4支部話し合いの結果、支部活動支援金25万円/年を15万円/年に減額を了承、理事会にて令和3年度については予算化されました。なお、次年度以降の扱いについては改めて常任理事会で支部の意見を聞き検討することになっています。

 

工業倶楽部の収支改善は本部には新入生の入会増(受験生へも含め対象者へのSNS、HPの充実など)、支出では各項目の見直し等が必要で、4支部提案の小委員会設置による検討提案を予定しております。

 

 一方、岐阜大学側では、去る6月26日開催の工業倶楽部理事会(関東支部の定期総会に当たる会)にて予告なく福井博一副学長より「岐阜大学の現状と方針」に加え「校友会」の報告がありました。理事会にて工業倶楽部本部にその詳細を尋ねましたが、明確な返答はありませんでした。

 

  大学側が来年6月の大学創立記念日に発足を予定しています関東支部と関係の深い「岐阜大学校友会(仮称)設置案」について、別項にて報告をさせて頂きます。

 

 

 

 現在もコロナ禍収まらず、関東支部では集合しての会議が出来ないなど従来通りの支部活動が難しいなか、ニュースレターの発行、ホームページの活用、Zoomによる会議などにより役員・委員ともに地道な活動続け、来年の支部総会実施計画、本部よりの支部活動支援金の減額(本部意向はその後はゼロ)対応など支部活動を続けて参ります。

 

なお、本部でも難問が山積しておりますが、先ず工業倶楽部の収支改善のための新入生の入会者増・他の収支項目の見直し、SNS、HPの活用などおよび大学側へ「校友会と同窓会連合会、工業倶楽部との位置づけの明確化」などの働きかけをお願いしたいと考えており、関東支部では上述の支部に関する課題については支部の役員・委員で協力し纏め、本部とは意見交換を十分にし、出来る範囲での協力をしていくつもりにしております。

 

 

 

 関東支部を取り巻く環境が激しく変化し、厳しい状況が続き、先が不透明ですが、関東支部はこれまで培ってきました組織を土壌に、会員及び工業倶楽部本部、各支部、岐阜大学、工学部、同窓会連合会など関係の皆様のご支援ご協力を得て、岐阜大学のために少しでもお役に立つよう役員・委員一同、努力して参ります。

 

今後ともよろしくお願いを致します。

以 上