支部長挨拶

2023年10月24日 関東支部長 伊藤 厚雄

 日頃、関東支部会員の皆様には、関東支部の活動にご参加、ご支援をいただき、ありがとうございます。

 

去る63日の第16回岐阜大学工業倶楽部関東支部総会を開催しました。開催時には、新型コロナよる感染症は第五類感染症へと引下げられましたが、第15回に引き続きオンラインにより行いました。20246月に開催予定の第17回総会では、コロナ禍以前と同様に会場を借りての開催を計画しております。会員の皆様が集い、交流をより深める機会を提供できるものと期待しております。

 

16回総会に先立ち会員の皆様に、書面による総会審議・表決を行いました。表決結果により2023年度活動計画及び同年度予算が決定されました。書面審議・表決の趣旨にご理解をいただき、決議に参加された会員の方々、当日のオンラインによる総会に参加された会員の方々、準備に尽力された委員の方々に感謝申し上げます。

 

オンラインによる総会後に第Ⅱ部の講演会を開催しました。講師には、岐阜大学Guコンポジット研究センター長 仲井朝美教授をお招きし、「サステナブルな社会の構築に向けて複合材料でできること -Guコンポジット研究センターの研究紹介-」の演題をもとに、質疑応答を含め90分のご講演及び質疑応答をお願いしました。

 

ご講演の内容を動画としてユーチューブにより特定期間となりますが会員に向けて公開されます。講演会への参加如何に拘わらず、会員の皆様が簡便に講演内容をご視聴いただけるものと期待しております。

 

懇親会については、会員の方に参加希望者を募り、自主的な集まりとした歓談の場をプラザエフにて99日(土)に行いました。会場では、皆さん会話を楽しまれました。20246月の総会での集まりは、懇親会をメインとし、会員の皆様が楽しめることを一番とするような企画を役員・委員で準備したいと考えております。

 

8月には、電話会議システムの「Zoom ズーム」を利用した会員参加による懇親の場を設けました。参加された方からは、コロナ禍での私的な楽しみ、定年後の第二の人生においてもフルタイムで仕事をされていること、統合前の70年代の大学のこと、統合計画をまとめられた当時の今西学長のことなど、話が弾みました。このようなオンラインでの懇親の場は費用が低廉なこともあり、皆さまの理解が得られれば、開催頻度を上げることができます。参加し難い等の問題点がありましたら事務局に意見としてお寄せ下さるようにお願いします。

 

113日の祭日には、岐阜大学柳戸キャンパスにて校友会主催の「ホームカミングディ」が開催されます。全学部及び大学病院の施設が並び、岐阜薬科大学の施設も隣接しています。キャンパスの散策も含め、参加されることをお勧めします。

 

ここで、紙面を借りて関東支部の現況をお伝えいたします。現在、会員は90名前後となっており、創立時の150名前後の会員数は年度を重ねるごとに減少しております。この傾向は他の支部とも同様な傾向にありますが、岐阜・東海地区から遠く離れた関東支部は、工業倶楽部会員間の職域及び地域での関りが少ないため、この減少傾向はより顕著に現れております。会員増への取り組みは、他支部及び本部との連携を深めて行っています。本部には、係る費用についての支援をお願いしている状況です。それは、支部会員からの会費からの負担とするには過重となることが懸念されるからです。本部予算から支部への交付金として当費用が正式に認められるように、引き続き丁寧な説明と活動実績を重ねるように努めて参ります。

 

また、関東支部の課題として、役員・委員の改選がありますが、後任の候補の方がなかなか見つからない状況が続いております。まずは、会員の皆様にはその活動を理解していただくように努めます。活動は5委員会に分けて行っています。総務委員会、名簿委員会、行事委員会、財務委員会、会報委員会です。それぞれの委員会の委員として、関東支部の活動を楽しく、充実したものとし、会員の輪を広げ、「世代を越えて、学科を越えて、情報の輪を広げよう」のスローガンに賛同いただき、運営に参画されますように、お願い致します。

 

会員増への取り組みは喫緊の課題となっております。そのためには、魅力ある関東支部の活動を続けることが基本です。活動への理解をいただき、入会への案内を会員の皆様から、未入会の友人・知人の方にも、この関東支部をご紹介していただき、入会を勧められるようにお願い申し上げます。20234月に発行した「ニュースレター No.27」は、関東地区に在住・勤務の卒業生の方々に広く発送しました。未入会の方には、関東支部の活動をご理解していただき、多くの方が入会し、その活動を楽しまれ、懇親会等においては、「世代を越えて、学科を越えて、情報の輪を広げよう」のスローガンのもとに交流を楽しまれることを願っております。

 

最後に、会員の方よりコロナ禍での厳しい行動制限により困窮された学生の方を支援するため大学及び工業倶楽部に寄付をいただきました。また、関東支部においても厳しい財政事情から寄付のご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。

 

以上