1.    支部長挨拶        関東支部長 伊藤厚雄

    会員の皆様こんにちは、新型コロナの国内発生から三年が経ちました。振り返ると、20204月に緊急事態宣言が発出され、コロナの感染を恐れる生活が始まりました。感染を恐れマスクし、人との接触をできる限り抑制した新しい行動スタイルを執らざるを得ない状況となりました。医療施設では、許容能力を超えた急激な感染者増加により、医療関係者に多大な負荷と困難を与えたものとなりました。

 

    短期終息の期待は空しく、当ウィルスは変異を繰り返すことで、幾度にも亙る感染陽性者発生数でのピークの波を引き起こし、2022年末での第8波を数えるものとなりました。遠方の近親者・友人との再会、老親との施設での面会、対面での仕事の打合せ、教育現場の対面による実習、様々な食文化を楽しめる街の料理店、歓談と社交の場である夜の飲食街、お祭り、文化施設でのイベント、スポーツ観戦、数え上げれば生活を楽しく・人生を豊かにした機会を奪うものとなりました。

 

    仕事や生活が激変された方もあります。大変、厳しい状況を齎した禍であります。この場を借りて、関東支部の活動が少しでも力添えになればと思います。

 

    関東支部の活動は、会員が出会う場を提供し、懇親を深め、人生を豊かにする機会の提供にあります。その活動にも大きな影響がありました。関東支部の役員・委員は、堀尾前支部長の下でコロナ禍での生活の変化について情報を共有しつつ、オンラインでの会議により活動を継続しました。『大丈夫ですか?』と声を掛け合い、会員皆さんのコロナ禍での健康を願い、終息時期が見えない中での、対面での総会に向けて議論を行いました。

 

    コロナ禍での限られた活動ですが、2021年度の総会を20226月にオンラインで開催を行うことができました。総会を中止した2019年度及び2020年度の年度決算の報告と承認を同時に行いました。オンラインでしたが、講師の中筋憲一、柴橋裕 両氏の素晴らしい講演を参加された会員の方に届けることができました。準備に当たった役員・委員の苦労も報われたものとなりました。

 

    さて、2022年度の総会(第16回)開催についてですが、準備段階での1126日の役員・委員の合同会議で、2022年度の総会を前年度と同じオンラインでの開催とするか、或いは、対面でのコロナ前の通常開催を行うかについて議論を行いました。当時は、日毎の新規感染者の発生は第8波と呼ばれる増加の過程にあったこと、依然として三密を避ける状況にあったことで、コロナは流行性インフルエンザと同程度の感染症との報道も増えておりましたが、対面の開催(都心)はまだ早いものと判断しました。そこで、総会及び講演会をオンラインでの開催としました。懇親会は総会開催日には行わず、対面での開催とし、日時は会員の希望を聞いた上で、改めて開催することとしました。会員の皆様には、この決定についてご理解を戴くとともに、202363日(土)のオンラインでの総会・講演会に是非、参加戴ける様お願い致します。

 

    政府は、3月13日からマスク着用の基準を緩和しました。一陽来復、4年目にして漸く、日本の春を楽しむことができるようです。このまま、コロナ禍が終息へと向かい、6月3日(土)のオンライン総会・講演会に、より多くの会員が集い、その交流の輪が広がり、参加される皆様が多彩な交流を楽しまれるものと期待しております。