支部長挨拶

2022924日    関東支部長  伊藤 厚雄


 

会員の皆様こんにちは、6月4日の総会において支部長の大役を仰せつかった伊藤厚雄(あつお)です。岐阜県恵那市(旧恵那郡山岡町)出身、恵那高卒、合成化学科を1981年に卒業しております。住所は群馬県高崎市です。会員として総会に参加した14年を振り返り、これから皆様の期待に答えられるように頑張る所存です。

 

2008年6月の設立総会より参加させていただきました。会に参加して、多くの方と交流させていただき、何気ない会話の中で、心に沁みるひとことを戴くことができ、難題に直面した時に大きな力となりました。血縁地縁並びに仕事関係でのネットワークで得るものとは違うものです。また、学生時代の頃を振り返る機会ともなり、鵜飼いなど豊かな伝統文化と自然に恵まれた山紫水明の地、その岐阜での思い出を宝物と思うようになりました。そんなことが、総会への参加を躊躇うことなく続けてこられた私の原動力だったと思います。

 

関東支部の設立から一年後は米国発のリーマンショック、2011年には東日本大震災が発生し、我が国においてもこれまでの延長線で経済及び社会を見通すことができなくなりました。そして、2019末には、新型コロナウイルス感染症が世界に蔓延し、その後の社会活動に影響を与えました。関東地区は日本の空と海の主要な玄関があり海外との人の移動も多く、東京での新規感染者数の増減を国民が注視する状況となりました。

 

 

大学も大きな変革の時期にありました。1981年の工学部の柳戸地区への移転に始まる統合化は、その後の農学部、教育学部、医学部、そして2004年の大学病院の移転へと続きました。その後の2011年に当地区に岐阜薬科大学の本部キャンパスが設置されました。同大学の三田洞キャンパスの移転が2027年度に計画されております。本学の垣根を越えた動きとなりました。また、名古屋大学との間では、両国立大学法人の統合化に向けた協議を2018年に開始し、2020年4月の東海国立大学機構設立により統合されました。統合により、大学運営の効率化と財源の研究・教育への重点配分化をより進めています。この15年、母校は、東海地区の教育・研究・高度医療の重要拠点として、発展への動きを進めています。

 

関東支部は、この間、歴代の支部長並びに事務局長、役員・委員の方の尽力で総会が開催され、多くの会員の方の出席がありました。これは、大きな成果だと思います。この成果を土台に、第16回総会において、先代の堀尾支部長よりバトンを受けました。

 

2023年6月には、第16回の総会を対面での開催にすることを予定しています。会員の皆様が、より多く集い、交流の輪が広がるように、この関東支部を盛り上げて行きたいと思います。会員の皆様には、支部の活動・行事・総会への参加及び協力を是非お願い申し上げます。

 

若輩ですが、水谷事務局長とともに、期待に答えられるように尽力致します。そして、岐阜大学の益々の発展に向けて、工業倶楽部本部と緊密な関係を持って、この工業倶楽部関東支部の活動がより活発になるように努める次第です。

 

以上