4.2. 二ケ領用水&久地円筒分水 花見ウォーキング                行事委員 井上 康弘‘71 電気、 犬飼 純一‘71精密

  当初予定では雨でも実施と考えていましたが、残念ながら非常に寒い雨の天候が予想され、急遽一日順延としました。急な変更のため、参加者は4名に減りました。今回断念された方には申し訳なく思っております。2025330日(日)午後1時、JR南武線 登戸駅改札口前に集合し、登戸駅―新舟島橋から二ケ領用水に入りました。二ケ領用水の水辺は、桜見物の散策路として親しまれているスポットで、南武線宿河原駅近隣のおよそ2キロにわたり、約300本の桜並木が続きます。

 

  桜を見ながらJR南武線鉄橋下をくぐり二ケ領用水の木道を歩きました。今年は蛇年ということもあり、「白蛇伝説」のある常照寺を見学しました。昔、多摩川が暴れ川だった頃、氾濫した川で白い布をつかんで助かったら、実は白蛇だったという話で、白蛇が飾ってありました。また、用水路沿いの建物の3階から見下ろすと絨毯のように広がる桜を見ることもできました。

 

 

 

 

  当日は、晴天に恵まれ桜を見るには大変良い日となりましたが、日曜日とあって、人盛りもすごいものでした。
我々(4人の高齢者)は、宴会している人たちを垂涎の思いで見ているだけでした。
  消防署のブラスバンドによるパレードも開催されていました。先頭には消防署女性職員?によるチアリーダー群がいて、華やかさを振りまいていました。後続には、幼稚園児のコスプレ行列も続き、バラバラな行進もご愛敬でした。

  散策路の近くに川崎市緑化センターがあります。
  そこで栽培されています「ひすいかずら」は翡翠色の植物として大変珍しいものとされています。

   川崎は、明治から大正にかけて「伝十郎桃」が栽培され、桃の名産地となっていたようです。その後、工業地帯となってからは、桃の栽培はなくなりましたが、その、復活版の木が緑化センターにありました。

  写真は、「久地円筒分水」です
  二ケ領用水から取り入れられた水は、平瀬川の下を潜り、再び噴き上がってきた水を円筒の円周比により四つ堀に分水し、各堀へ正確に用水を供給しています。

  その昔、江戸から今の神奈川県伊勢原市にある大山に向かう古街道「大山街道」によってお参りの信者で賑わっていたそうです。

 

  我々の今回の終点である溝の口には、大山街道の資料館があり、その名残を伺える資料が展示されています。

 

大山街道終点の大山寺は、現在関東八十八箇所霊場の1つで、大山の山中にあり、大変ハードなお寺参りとなります。(筆者訪れた際、いささか疲れまた)

  今回のウォーキングは、午後1時に歩き始め、ゾウガメのごとく、休んでは移動、休んでは移動して4時半ごろ溝の口周辺にたどり着きました。

 

  人数的に寂しい会でしたが、最後は、駅周辺の焼き鶏屋で慰労会を実施し、お互い無事な生還を祝いました。

 

  やはり、「花よりお酒」でした。(全行程約7Km